葬儀中は防犯対策をしっかり行いましょう!
葬儀の前後に泥棒被害(空き巣や香典泥棒)が起こるのはこの業界にとって有名な話です。空き巣は全国において毎年30件ほどあるようですが、香典泥棒を含めるともう少し多くなるのでしょう。
中には葬儀社のスタッフがお坊さんに渡すお布施を抜いて捕まったというニュースもありました。泥棒にとって葬儀というのはお金を盗む最高のタイミングなのです。
こちらでは葬儀中や葬儀前後の防犯対策についてご紹介します。
葬儀中や前後において泥棒の行動・手口について
香典を盗むことは葬儀中の空き巣に比べ少ないことから泥棒にとって難しいのだといえます。
人がたくさんいる中では難易度が高い。
と感じているのでしょうが、目を盗んでたくみに犯罪を犯すものもいるので油断は大敵です。
家族葬であれば受付をもうけず喪主様が直接香典を受け取るケースが多いので問題無いのですが、一般葬であれば受付を他の親戚や自治会の方や友人・知人などに任せることになります。
親戚が香典を盗んだという話もたまに聞きますが、ほとんどは親戚ではない他人が行うケースが多いようです。
【香典泥棒】親族のフリをして香典を集め、受付から強奪
「皆さん、本日はおつかれさまでございます。私は故人の親族の者です。あとは私が責任を持って集計し、ご遺族にお香典を渡しておきます」
などといいながら「自称親族」という人物がやってくるのです。引用元:YAHOOニュース
一例ですが、他人が親族になりすまし盗んでしまうという事例があったりします。
香典泥棒の防犯対策
昨今では参列者が少ない家族葬が多いため、葬儀社スタッフで受付を行うケースも多いのですが人に任せる場合は信頼できる人に依頼をしましょう。
もし・・・葬儀社スタッフを含め信頼できる人がいないのなら、遺族(家族)に任せるか、一番安心できるのは受け付けは任せて喪主自ら香典を受け取るという方法です。
葬儀社スタッフに「香奠は私に直接通してください」と言っておけば、香典を持ってきた参列者を喪主様に直接案内してくれますので一番安全で合理的な方法だといえます。
空き巣被害って何!?
泥棒被害で一番有名なのが葬儀で留守中の空き巣被害です。
ネットニュースなどで調べると過去の事例がたくさん出て来たりします。
自宅で葬儀を行う場合は留守になる時間が短いためマシといえますが、葬儀会館で行う場合は留守になってしまう時間が多くなります。
お通夜前から夜通し故人に付き添い、一日中留守の場合は非常に危険であったりします。葬儀告別式当日においても朝からお骨上げ・初七日法要までと丸々二日間留守になってしまうことも多くありますので、そのタイミングを狙って泥棒が入るのです。
泥棒はどうやって葬儀中の留守だと分かるのか?
泥棒は近くに潜んでいる可能性が高いです。
自治会に加入している場合、訃報の連絡がまわりますので葬儀の日時が分かります。また、いつもは日中でも電気が付いているのに、真っ暗な場合など観察力が非常に高いといえます。
空き巣を防ぐには?
空き巣被害の防犯対策はいくつかあります。
【施錠】 警察庁のデータによると鍵の閉め忘れが一番多いため、特に一戸建ての場合は家中の鍵をしっかり施錠しておきましょう。 |
【留守番】 親戚もしくは信頼できる者に葬儀中留守番をしてもらうことです。家に人がいる場合、泥棒が入りにくくなるといえます。 |
【家に人がいるように見せかける】 テレビ(ラジオ)の音量を少し上げ付けっぱなしにしておく、部屋や入口付近のの電気を付けておくことです。夜に家が真っ暗で静かだったら留守のケースが多いので、家の中に人がいますよということをアピールすることが大事になります。 |
【防犯フィルムを貼る】 泥棒は窓からガラスを割って入ることが多いので、割れにくくなる防犯フィルムを貼っておくのも一つの方法です。 |
【警備員を置く】 あまり現実的ではないですが警備員を置くのが一番安全かなと思います。しかし、費用が割とかかるため、余程ではない限り見たことないです。 |
などが空き巣に効果的な防犯対策になります。
また、音や光を嫌うというのもありますので、砂利を敷いたり人感センサーのライトを付けておくのも対策になるといえます。
念のため長時間家の中が留守になる時は貴重品を極力置かないのも大切だといえます。
自宅葬儀でも要注意!!
自宅でお葬式を行う場合は安心かと思われますが、留守になってしまうタイミングがあります。
- 葬儀の準備品調達で留守になる。
- 斎場への出棺時や葬儀後の骨上げ。
など、短時間ではありますが泥棒が家を荒らす時間は5分程度とされています。葬儀を自宅で行い、霊柩車が出たら留守だと感づく場合もあるといえますので、防犯対策はしっかりと行いましょう。
まとめ
こちらでは葬儀中に香典泥棒やが空き巣が入る危険性があることをご紹介しました。防犯対策を行うことにより泥棒が入りにくくなりますが、葬儀中に関わらず30%が在宅中であっても気にせず侵入する手口になります。
「これなら万全で大丈夫」というのはプロの泥棒には全く通用しませんので念には念をの気持ちを持って防犯対策を行うことが大切です。
公開日 2023年11月17日|最終更新日 2023年11月17日