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自宅葬儀の準備

赤ちゃん・子供・若い方の葬儀について詳しく解説します。

    赤ちゃんや子供・若い方の葬儀はどんな感じ?

    亡くなるのは年配の方が老衰や病気の方だけではありません。原因はさまざまですが10歳に満たない方から50代の方が亡くなられた場合「若い・・・」と感じてしまいます。いずれ死んでしまうのは当然ですが特に~40代の方が亡くなると歳も近いことから寂しく感じたりもします。

    こちらでは赤ちゃん・子供・若い方が亡くなった際の葬儀の内容や心得についてご紹介したいと思います。

    若い方が亡くなる原因について

    赤ちゃんの急死はよく聞きますが、原因としては先天性の病気や窒息死であったり突然死の要因とされる「SIDS(乳幼児突然死症候群)」が原因であったりとさまざまです。小学生や10代、20代にもなると病気もありますが心臓疾患が原因とされる急死も多いとされます。また、SNSの誹謗中傷やイジメだけではないのですが自殺・自死される方もいらっしゃいます。

    歳をとり老衰で安らかに亡くなるのが理想なのでしょうが、明日は我が身であり人間はいつ死んでしまうか分かりませんよね。この業界にいるとさまざまな要因で若い方が亡くなり、葬儀を施行しなければなりませんので辛く感じる時もあったりします。

    若い方の葬儀はどんな内容?

    若い方の葬儀は内容や流れは同じなのですが雰囲気が違ったりします。それは仕方がないのですが、いずれ迎える「死」ですのでしっかりと偲んであげ供養することが大切です。

    赤ちゃんの葬儀の場合

    赤ちゃんが亡くなってしまうと両親も若く、子供を亡くす気持ちを考えると非常に辛く感じます。しかし、赤ちゃんでもお葬式や火葬を行わないといけないのが現実です。

    病院などに葬儀社が伺い、ドライアイスなどの処置を行います。そこから打合せお通夜式・葬儀告別式を行い、通常のお葬式と同じ流れで行いますが、祭壇等は可愛らしく飾りつけをしたり、お棺に入れる副葬品も赤ちゃん用の洋服であったりおしゃぶり、お菓子などを納めるケースが多いです。

    お棺も子供用の長さが短いものがあり、特に赤ちゃんや小さいお子様用はヒラヒラのレースが付いているものや熊さんのプリントがされているものもあったりします。お棺には納めるのですが、お母さんがどうしても抱きかかえている風景をよく見たりします。痛い思いをして産んだかわいい我が子なので仕方がありません。

    お棺から出して一緒に寝たいという場合でも問題ありませんので心残りの内容にお別れしてあげて下さい。

    お坊さんを呼ぶ場合は来てもらいますが、仏式であれば戒名が違ったりします。

    【死産・流産】
    生まれる前なので「水子(すいし・すいじ)」となり戒名を付けないことがほとんどです。一般的には「みずこ」というのですが、戒名では音読みになります。「水子之霊位」「〇〇家水子之霊位」などが一般的です。
    【~1歳】
    男の子であれば「嬰子(えいし)・嬰児(えいじ)」となり「〇〇嬰子」などの戒名が付けられます。女の子であれば「嬰女(えいにょ)」となります。
    【~3歳】
    男の子であれば「孩子(がいし)・孩児(がいじ)」となり「〇〇孩児」になります。女の子は「孩女(がいにょ)」になります。
    【~15歳】
    男の子であれば「童子(どうし、どうじ)」となり「〇〇童子」「〇〇善童子」「〇〇大童子」などになります。女の子は「童女(どうにょ)」になります。

    年齢は時に決まりはないようなので寺院の考えによって嬰・孩・童の名前を授かります。浄土真宗の場合は子供であっても大人と同じ「釋〇〇」「釋尼〇〇」という法名を授かります。20歳以上という訳ではなく、もう大人だと判断される場合は「〇〇〇〇信士」「〇〇〇〇信女」などの戒名をいただきます。

    赤ちゃんの場合もお通夜・葬儀は同じ流れで行うのですが最期のお別れは通常より時間を取るケースがあったりします。副葬品・お花を納めるのですが、どうしてもお母さんが抱きかかえ離せない状態になってしまうのです。

    火葬場への出棺の際も遺族が乗る自家用車にお棺を乗せるケースもあったりします。実はご遺体は霊柩車に絶対載せなければならないわけではなく、死亡診断書を持っていれば自家用車でも問題ありません。斎場まで抱きかかえて向かうというケースもあり、特に火葬炉に納めるシーンでは一番辛い場面になってしまうことが多いです。

    赤ちゃんの葬儀の参列者は?

    赤ちゃんの葬儀の場合は遺族や親戚のみで行うことがほとんどです。両親・両親の親御さん・おじさん・おばさん・いとこなどが参列するのですが、友人や知人などお子様がいると分かっている方に対しては参列してもらっても構いませんし、葬儀後に落ち着いてから伝えても問題ありません。

    ~10代

    10代で亡くなられた方も戒名の違いはあったりしますが、葬儀の流れや内容は大人と同じように行います。

    参列者をどこまで呼ぶかについては家族葬であれば遺族・親戚のみ参列しますが、訃報の知らせは学校関係者や故人の友達にも声をかけておいた方がよいといえます。毎日のように顔を合わせている学校の友達が数日後に知ってしまったらよりショックを受ける可能性があります。その他、塾の先生や習い事の関係者にも声をかける必要があります。

    20代以上

    成人になれば戒名も一般的なものを授かります。社会人であれば職場にも訃報の連絡が必要です。故人の友達の連絡先が分かればお知らせをし、その方に知らせる必要がある方たちに対し連絡を回してもらうことがよいといえます。一人一人に連絡していたら葬儀やお別れに集中できませんので、協力してもらうことが大切だといえます。

    実家暮らしの場合、自宅に安置してあげるのも一つの方法です。

    若くして亡くなり大切なお子様ですから、葬儀は会館で行うにしても自分のお部屋があれば1日だけでもいつも使用していたベッドや布団に寝かせてあげるのもよいといえます。遺族にとっても故人にとっても落ち着くのは自宅です。葬儀となるとバタバタするケースもありますので1日だけでも実家でゆっくりとお別れをしてあげるのも一つの方法だと言えます。

    参列者のマナー

    若い方の葬儀は天寿をまっとうされる方と違い参列者も特に悲しまれるケースが多いです。そこは気を張らず正直な気持ちでお別れを行ってあげるのがよいといえます。泣いてしまったり落ち込んでしまうのは当然のことでありますので、故人に声をかけてあげたり可能であれば身体に触れてあげたりし、しっかりとお別れを行いましょう。

    葬儀後について

    子供の死は非常に辛く鬱病など心の病を発症してしまう方も多いようです。

    持続性複雑死別障害 Persistent Complex Bereavement Disorder

    環境要因:
    生前に故人への依存が高い場合や、子どもが亡くなった場合に、この障害のリスクが高まります。

    遺伝要因と生理学的要因:
    男性より女性のほうがリスクが高いと思われます。

    引用元:ハートクリニック

    また、子供の死による夫婦仲のもつれ(離婚率の統計などはありませんが)というのが起こってしまう可能性が高いということなので、カウンセリングなどを受けることも大切だといえます。

    男性の父親であっても若い我が子を亡くせば非常に辛いので、周りの親戚さんや友達がサポートしてあげることも大切だといえます。

    赤ちゃん・子供・若い方の葬儀まとめ

    こちらでは赤ちゃんやお子様・若い方の葬儀についてご紹介いたしました。誰でもいずれ死を迎えるのですが将来がある若い方が亡くなると、仕事とはゆえ私たち葬儀社も辛いおもいになります。戒名の違いはありますが儀式や流れは一般的な葬儀と同じです。しかし、儀式や風習にとらわれずしっかりとお別れを行ってあげましょう。

    また、葬儀後は心が病んでしまう可能性が高いのでカウンセリングを受けたり、信頼できる友達に相談や話を聞いてもらったりなど、心のケアーを周りの人がサポートしてあげることが大切だといえます。

    公開日 2023年11月28日|最終更新日 2023年11月28日

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